あなたの作りたい山ご飯は何ですか?
今回は、いろいろな種類がある登山用クッカーの選び方について
山ご飯ブログらしく、作りたい料理から考えていきます。
作りたい料理を決めることは、あなたに合ったクッカーを選ぶ上で役立ちます。
たくさんあるクッカーの中から、あなたに合ったクッカーを
しっかり考えて選んでいきましょう!
この記事は、クッカーの選び方4部作の3つ目の記事です。
この4つの記事で、クッカーの正しい選び方を完ぺきにマスターできます。
完ぺきな登山用クッカーは存在しない
ここまで2つの記事で登山用クッカーの素材、登山用クッカーの形状について
詳しく紹介してきましたが
世の中にはいろんなクッカーがあり、それぞれ長所と短所があります。
そして、短所が全くないクッカーは存在しないということは
分かってもらえたかと思います。
ということで、登山用クッカーに何を求めるか?
どんな長所を求めていて、どんな短所なら許容できるかを
整理しておく必要があります。
登山用クッカーにとって重要なこと
この5つのうちどれが自分にとって重要か考えましょう。
コンパクトさ VS 料理のしやすさ
「登山用クッカーの形状」の記事でも説明しましたが
「コンパクトさ」と「料理のしやすさ」は両立することができません。
絶対どちらかを選ぶことになる永遠の問題です。
ぼくは山ご飯が好きなので、料理のしやすさが大事ですが
人によっては料理はそれなりにできて、コンパクトな方が良いという人もいるでしょう。
自分の考えが明確になれば、クッカー選びは非常に楽になります。
作りたい料理から考える、登山用クッカーの選び方
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そして、今回「作りたい料理」という観点で、登山用クッカーの選び方を提案します。
「作りたい料理」から考えることで
自分がどのくらい山ご飯にこだわりがあるか分かりますし、
こだわりがなければコンパクトさや軽さが優れたクッカーを選ぶことができます。
なので「作りたい料理」から考えるのは
料理好きな人もそうでない人にも当てはまる選び方なのです。
クッカー別の料理レパートリーまとめ
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クッカー別の料理のレパートリーを表にまとめました。
左の方がより「コンパクト」なクッカーで、右の方がより「料理のしやすい」クッカーです。
赤文字で示しているのが、そのクッカーでできる特徴的な料理です。
「作りたい料理」を知る質問集
それでは、作りたい料理を知るために、一つずつ質問していきます。
カップラーメンが作れたら良い?
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山で食べるカップラーメンっておいしいですよね!
そんなカップラーメンを山で食べることができればOKという人には
ポット型クッカーをおすすめします。
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ポット型クッカーはコンパクトさを重視したクッカーで
形状自体がコンパクトで、クッカーの中にODガス缶を収納することができることから
登山に持っていくことを考えるととても優れたクッカーといえます。
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その代わりコンパクトであるがゆえに凝った料理はかなりしづらいのが短所です。
できるといえば棒ラーメンくらいだと思います。
棒ラーメンもおいしいですが……!
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しかし、カップラーメンや他にもコーヒーを作る上で
必要なお湯を沸かすくらいなら問題なくできるので
カップラーメンやコーヒーを作れたら十分という人にはおすすめできるクッカーです。
値段が少し高くても軽いものが良い?
そのポット型クッカーの中でも一番軽い物が良いという方には
エバニューのチタン製クッカーをおすすめします。
チタンは加工が難しいことから他の素材より少し高価ですが
軽さと丈夫さを両立できる唯一の素材です。
エバニューのクッカーは加工技術により0.3mmの厚さを実現しており
クッカーの重量125gで軽さが魅力的な製品です。
軽さより値段の安い方が良い?
チタン製は値段が高すぎるという方には、アルミ製クッカーをおすすめします。
アルミはチタンより軽さ、丈夫さは劣りますが、その分値段がお手頃です。
丈夫さもすぐ壊れてしまうというわけではなく
ぼくが5年前に買ったアルミ製クッカーはまだ全然使える状態です。
また、アルミはチタンより熱が伝わりやすいので、お湯を速く沸かすことができるという
メリットがあります。
登山よりキャンプ寄りの製品ですが
CAPTAIN STAGから同様にアルミ製クッカーが販売されています。
CAPTAIN STAGは性能そこそこでお手頃な製品を出してくれるというメーカーで
より安い物をという方は検討してみると良いと思います。
炒め料理含めたいろんな料理を作りたい?
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山でいろんな料理を作りたい!
炒め料理も作りたい!という人には、フライパン型クッカーをおすすめします。
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG_0002.jpeg)
フライパン型クッカーは、表面にフッ素樹脂コーティングやセラミックコーティング
されているものが多く、炒め物をしても焦げ付きにくいメリットがあります。
また、フライパン型クッカーは炒め料理以外にも
煮る料理や(鍋やスープ)、ゆでる料理(ラーメンやパスタ)なども
できる、山ご飯好きにおすすめのクッカーといえます。
いろんな山ご飯作りたいなら、買っておいて損はしないです!
フライパンの形について
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フライパンには四角いものと丸いものがあるのですが
どちらが良いかは正直好みになると思っていて、どちらも性能面で大きな違いはありません。
ちなみに、ぼくはZEROGRAMの『Ramen Pan UL2』を使っているのですが
非常に使いやすいので四角型フライパンが好きです。
非常に残念なことに、現在Ramen Pan UL2は販売していません。
というわけで、似たデザインの製品があったので紹介します。
ユニフレームのフライパン型クッカーは
フッ素樹脂コーティングされており焦げ付きにくいのはもちろんのこと、
アルミ製で熱が伝わりやすいので、炒める調理で食材に熱が良く伝わり
フライパン型クッカーの長所を存分に生かすことができます。
丸形のフライパンが好みな方には、同じくユニフレームのクッカーをおすすめします。
先ほど紹介したクッカーと同様、フッ素樹脂コーティングされていて
アルミ製なので、使いやすいクッカーです。
丸形の方が角がないので、優しい印象ですね。
もっとお手頃な値段のものが欲しい人には、CAPTAIN STAGの
フライパン型クッカーがおすすめです。
ちゃんとフッ素樹脂コーティングされているのに安いとは
CAPTAINSTAGさんの企業努力はすごいです。
おいしい白ご飯や炊き込みご飯を作りたい?
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山で炊きたてのおいしいご飯が食べたい人には、弁当箱型のクッカーメスティンをおすすめします。
メスティンはアルミ製の弁当箱型クッカーで
アルミ製で熱が伝わりやすいこと、ふたがきっちりはまって気密性が高いこと
から、ご飯をおいしく炊くことができます。
ぼくはメスティンで炊いたご飯を山で食べた時の感動を今でも
忘れることができません!
ぜひみなさんにもそのおいしさと感動を体験してほしいです!
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炊き立ての白ご飯ももちろんおいしいのですが
メスティンで作る炊き込みご飯もとてもおいしいです。
炊き込みご飯の記事もいろいろまとめています。
いろんな種類のラーメンを作りたい?
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カップラーメンだけではなく、山でいろんなラーメンを作りたいという人には
口が正方形の弁当箱型クッカーをおすすめします。
このクッカーは袋入りのラーメンがピッタリ入る大きさで、
クッカーにそこそこの深さがあるので、中に物を収納することができます。
収納性とラーメンの作りやすさを両立したい人におすすめのクッカーです。
写真で紹介したユニフレームのクッカーが一番好きな形なのですが
このクッカーはセット売りしかないので
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単体購入ならモンベルのスクエアクッカーを買うと良いと思います。
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ちなみに、四角いフライパン型クッカーもラーメンがぴったり入ります。
ラーメンを主に作りたくて少し荷物がかさばっても良い人は
フライパン型クッカーも選択肢に入ります。
鍋料理が作れたら良い?
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お湯を沸かす以外に、鍋料理が作れたら良いという人には
お椀型のクッカーをおすすめします。
お椀型クッカーはポット型クッカーと比較して容量があるので
具たくさんの鍋料理を作ることができます。
また、フライパン型クッカーとは違い、深さがあり
ODガス缶を収納できるので、荷物をコンパクトにすることができます。
鍋料理を作りたいけど、荷物をコンパクトにしたい人におすすめのクッカーです。
値段が少し高くても軽いものが良い?
値段は気にしないので軽いお椀型クッカーがほしい人には
エバニューのチタン製お椀型クッカーがおすすめです。
チタン製でも鍋料理なら問題なく調理することはできますし
お椀型の形状でありながら115gととても軽いことからとても魅力のある製品です。
料理がしやすいものが良い?
せっかく鍋料理をするなら料理しやすいクッカーが良いという人には
モンベルのアルミ製クッカーをおすすめします。
チタン製よりアルミ製の方が熱が伝わりやすいことから
鍋料理をする時に食材に早く火を通すことができます。
番外編:みんなでご飯を作りたい?
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みんなで山ご飯を作るのもとても楽しいですよね!
みんなでいっしょにご飯を作りたい!という人には
容量が大きいアルミ製クッカーをおすすめします。
アルミ製なのでそこそこ軽量で、たくさん材料を入れても比較的速く
熱が通るので、みんなを待たせる時間も短くて済みます。
まとめ
今回は、いろいろな種類がある登山用クッカーの選び方について
作りたい料理から考えてみました。
クッカーについていろいろ紹介しましたが
この3つの記事であなたに合ったクッカーを選ぶことができたら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事は、クッカーの選び方4部作の3つ目の記事です。
この4つの記事で、クッカーの正しい選び方を完ぺきにマスターできます。
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