こんにちは、日々山ご飯を研究しているつくもと申します。
ラーメンは山でも簡単にできておいしいので、とても人気のある山ご飯です。
しかし、おいしいラーメンを食べた後には、スープが残ってしまいます。
この残った汁はみなさんはどのように処理していますか?
今回、ラーメンの残った汁の処理方法を、基本の方法からちょっとしたアイディアまで
5つ紹介していきます。
ラーメンの残り汁の処理方法は山ごはんにおける永遠の課題だと思いますので
知りたい人はぜひ確認してみてください!
山で、残り汁はなぜ捨ててはいけないのか?
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最初に、ラーメンの残った汁は山には捨ててはいけない理由を説明します。
※すでに知っている人は「ラーメンの残った汁の処理方法」へ進んでください
自然に影響をおよぼす
残った汁を山に捨てることで、自然に影響をおよぼす可能性があります。
ラーメンの残った汁には、高い塩分や栄養分が含まれています。
この残った汁を山に捨ててしまうことで
山では存在するはずがなかった栄養環境が生まれてしまい、植物の生育などに影響をおよぼすかもしれません。
自分ひとりが捨てるくらいで変わらないと思う人もいるかもしれませんが
ひとりいるということは、同じような考えの人がもっとたくさんいるということです。
「自分ひとりなら問題ない」と考える人が全員残った汁を捨てることで
自然環境に大きな影響をおよぼします。
動物を寄せ付ける原因となり危険である
ラーメンの残った汁は匂いも強いので、動物を遠くから寄せ付けるかもしれません。
ラーメンの残った汁を捨てるとすれば、場所は基本的には登山道の近くなので
人間と動物が出会ってしまう可能性があります。
山にいる動物には人間にとって危険な動物(クマやイノシシなど)もいます。
あなたがラーメンの残り汁を捨てることで
危険な動物を寄ってきてしまい、登山客がけがをしてしまうかもしれません。
そもそももったいない
山にラーメンの残った汁を捨ててはいけない主な理由は2つですが
残り汁を捨てることはそもそももったいないという考え方もあります。
ラーメンの残った汁は栄養分や塩分が高いという話をしましたが
登山において栄養分や塩分はとても大切です。
日帰り登山は別の話ですが、テント泊など長期の登山においては
大切な栄養分や塩分を捨ててしまうこと自体がもったいないという話です。
ラーメンの残った汁の処理方法
ラーメンの残り汁を山には捨ててはいけない理由は分かってもらえたと思いますが
残り汁の処理をするための方法5つを紹介していきます。
シンプルに、飲む!
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1つ目は、ラーメンの残り汁をシンプルに飲むという方法です。
当たり前の話ですが、基本なので紹介させてください笑
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ぼくがスープを飲んで処理する時は、ラーメンを作る時に少なめの水の量でラーメンを作ります。
水 450mlが必要なラーメンなら、水 400mlで作ります。
食べる時も麺といっしょにスープも多めに飲むことを心がければ
スープだけで飲む量はそこまで多くないので、スープを飲むのに苦労しなくて済みます。
テント泊登山の場合も資源と栄養を無駄にしないために、この「飲む」という方法で残った汁を処理します。
ご飯を入れて、雑炊にして食べる
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2つ目は、ラーメンの残りのスープで雑炊を作って食べる処理方法です。
家で炊いたご飯またはコンビニのおにぎりを持参して、雑炊を作ります。
ラーメンといっしょにおにぎりを食べる人も多いと思うので
おにぎりとして食べずにスープといっしょに食べてしまおうという発想です。
お腹が空いていれば、ラーメンのスープだけを飲むより残り汁を簡単に処理することができます。
簡単ラーメンスープ雑炊の作り方
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コーンチーズラーメンのスープが残ったので、簡単雑炊を作ります。
残りのスープに、ご飯を入れて、ご飯をほぐして、温めます。
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粉チーズをかけてチーズ雑炊でいただきました。
スープがなくなったフライパンは、ウェットティッシュ1枚できれいになります。
高吸水性樹脂でスープを固めて持ち帰る(最近話題の方法)
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高吸水性樹脂が主成分の粉をスープに入れ、かき混ぜることで固めて持ち帰るという方法があります。
かなり固くかたまるので、持って帰る時に汁もれを気にしなくても大丈夫です。
スープを飲むのが大変な人は一度試してみてください。
実際に試した様子は「『残ったスープ固めるパウダー』とamazonの代用品を比較!」でくわしくまとめています。
ジップロックなどの密閉袋に入れて持って帰る(おすすめ)
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4つ目は、ジップロックなどの密閉袋にスープを入れて持って帰る方法です。
ぼくはこの方法を使うことが一番多いです。
ぼくはジップロックに入れて食材を持ち運ぶことが多いので、そのままごみや残ったスープを持って帰るのに使います。
写真は冷やしレモンラーメンを作った時のものです。
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ジップロックだけでは破けると不安な人は、さらに二重にビニール袋で包むと良いでしょう。
この方法で、ぼくは残った汁がもれたことは一度もありません。
真空ボトルに入れて持って帰る
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5つ目は、真空ボトルにスープを入れて持って帰る方法です。
ジップロックに入れて持って帰る方法と似ていますが
真空ボトルの方が密閉性が高いので、ジップロックでどうしても汁漏れが不安な人は利用すると良いと思います。
写真はうどんのつゆですが、ラーメンのスープでも問題なく持って帰れます。
真空ボトルを使用した時の内容は「夏におすすめ!流水麺を使って冷たい山ごはんを作ろう」でまとめています。
まとめ
今回は、ラーメンの残り汁をなぜ山に捨ててはいけないか?ということと
ラーメンの残り汁の処理方法を5つ紹介しました。
この中の1つでも、みなさんの参考になる内容があれば良いなと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント
残り汁の処分に高吸水樹脂を使っていましたが、塩分が多いと樹脂の量が倍ほど要り、ある程度に固まるまで時間もかかります。
短い休憩時間には適していなかったと感じています。
カップヌードルリフィルがセリアの蓋つきサラダカップにピッタリ入るので、サラダカップの中にポリ袋で調理して、残り汁はそのまま持ち帰ります。
これだと残り汁を入れた袋が破れることがありませんから、日帰りでは便利です。
数日の山行では、残り汁にマッシュポテトを入れて(30g/100㏄)美味しく食べています。
カップヌードルリフィルは、具が沢山で美味しく、小さくて丈夫でゴミが少なく、場合により水でも調理できるので、愛用しています。
マッシュポテトは、軽くておにぎり並みのエネルギーがあるし、フリーズドライ食と混ぜたり、応用が効きますよ。
コメントありがとうございます。
ぼくが試してみた時は、カップ麺のスープでも2~3分で固まったので
あまり気になりませんでしたが、塩分の濃さによって時間はかなり異なるみたいですね?
カップヌードルリフィルをサラダカップの中のポリ袋で調理する発想はなかったので
参考になりました。
マッシュポテトも長期縦走の機会があれば試してみたいと思います!
日帰りなら、カップヌードルリフィル、調理用袋、折りたたみフォーク、マッシュポテトを小袋に30g程入れたものが、蓋つきサラダカップに収められます。
食後はゴミを全部収納して、汁や臭いの心配もなし。
マッシュポテトが手元に無いときは、パン粉でも代用できます。