今回は、水耕栽培に必要な肥料「微粉ハイポネックス」について紹介します。
また、水耕栽培には使えないといううわさの
似たような商品「ハイポネックス原液」を購入してしまったので
本当に使えないのか、実際に使って検証します。
バジルの水耕栽培には肥料が必要
植物の生育には多くの栄養が必要ですが、その中でも
の3種類の元素が必要量が多く、生育には欠かせません。
水にはこのような栄養分が含まれていないので
肥料を与えないと水耕栽培でのバジルは成長不良を起こします。
水耕栽培でバジルをたくさん収穫したい人は、肥料を絶対に使う必要があります。
水耕栽培の肥料には微粉ハイポネックスを使おう
ぼくがバジルの水耕栽培で使用した肥料は「微粉ハイポネックス」です。
水耕栽培に使える肥料はいろいろありますが
ホームセンターに売っている手に入りやすい肥料です。
実際にバジルの水耕栽培に使用した時の成長の様子は「スイートバジルの水耕栽培に初心者がチャレンジ!種まき~発芽~本葉が生えるまで」でまとめています。
微粉ハイポネックスの使い方と注意点
微粉ハイポネックスは1000倍希釈(2Lの水に2g)で使用します。
商品には計量用のスプーンが付属しています。
ぼくは2Lのペットボトルに水を入れた後にスプーンで肥料を入れるのですが
大きいスプーン1杯で2g入れようとするとペットボトルの口にひっかかるので
小さいスプーンで2杯(2g)入れて、肥料入り水を作ります。
発芽した苗を、肥料入り水で育てていきます。
ハイポネックス原液は水耕栽培に使えない?
似たような商品に、ハイポネックス原液というものががあります。
最初は似たようなものだと使っていましたが
よくよく調べるとハイポネックス原液は水耕栽培に適していないことが判明しました。
Q:水耕栽培に適した肥料を教えてください。
A:微粉ハイポネックスをおすすめします。水でうすめて与える速効性の肥料で、特に植物の根を丈夫にするカリ(K)成分が多く含まれ、植物に活力を与え、強健な植物の生育に効果的です。
ハイポネックスを作ってるメーカーのQ&Aのページで紹介されていましたが
ハイポネックス原液はカリウム成分が、微粉ハイポネックスに比べて足りないようです。
成分表示を確認すると
チッソ | リンサン | カリウム | |
ハイポネックス原液 | 6 | 10 | 5 |
微粉ハイポネックス | 6.5 | 6 | 19 |
商品の説明文を調べて確認したところ
実際にハイポネックス原液ははカリ成分の量が少ないことが分かりました。
ハイポネックス原液は水耕栽培に本当に使えないのか検証
しかし!
間違えてハイポネックス原液を買ってしまいましたが
そのまま捨ててしまうのはもったいないです。
ということで、ハイポネックス原液を本当に水耕栽培に使えないのか検証することにしました。
実際にハイポネックス原液を使用してどのようにバジルが育つのか観察していきます。
水で発芽させる
発芽は、肥料を使わず水だけで行います。
発芽してから芽が大きくなったら
微粉ハイポネックスとハイポネックス原液をそれぞれ使って、育てていきます。
発芽してから16日目:特に差はない
ハイポネックス原液を使って、2つの苗を育てていきます。
発芽して16日が経ちました。
特に大きさなどの差はありません。どちらも順調に育っています。
23日目:まだ差はない
発芽して23日たっても、特に差はありません。
この時はハイポネックス原液も水耕栽培に使えるのでは?と思ったりしていました。
40日目:葉っぱが少し茶色くなっている
本葉が数枚生え出す頃に、少し差が出ました。
右下の少し傾いている苗が、ハイポネックス原液で育てた苗です。
根元に近い葉っぱが少し茶色くなっています。
心なしか、苗も元気がありません。
50日目:大きさにも差が出てきた
発芽して50日目が経ちました。
大きさにも差が出てきたことが分かります。
他の苗と比べてみても、液体肥料ハイポネックスで育てた苗が一番小さいです。
根元の葉っぱが茶色いのはいっしょです。
見た目がかわいそうになってきたので
肥料を微粉ハイポネックスに変えることにしました。
80日目:肥料を変えて、少し回復した
肥料を微粉ハイポネックスに変えましたが
大きさは最初から微粉ハイポネックスで育てた苗と比較するとまだ小さいです。
茶色くなった葉っぱは枯れて落ちました。
枯れている葉っぱは少なくなったので
これからどんどん回復して大きく成長していることを願います。
まとめ
今回は、水耕栽培に必要な肥料「微粉ハイポネックス」について紹介しました。
今回の検証で
ということが分かりました。
微粉ハイポネックスを使って、楽しい水耕栽培ライフを送りましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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