登山初心者

登山中に地震が起きた時どうする?【笠ヶ岳で9/19地震にあう】

9/19-20に笠ヶ岳に登山してきたのですが

笠ヶ岳テント場で休んでいる時に、地震にあいました。

登山中に地震にあったのは初めての経験だったので

その時の感情のふり返り

今後同じような経験をしたらどうするべきか?

について回顧録としてまとめておきます。

登山の専門家ではない、登山好きな素人の意見です。
登山にまつわる危険については人の意見をそのまま信じず
自ら調べることで、日ごろから備えておきましょう。
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笠ヶ岳テント場で地震にあう

どのくらいの地震だったか

9/19 17時18分に地震は起きました。

地震の規模はマグニチュード5.0

最大震度4.0

僕が経験した地震の中でも、強い部類に入ります。

ぼくはその時、笠ヶ岳の山頂近くにある笠ヶ岳テント場にいました。

後に調べた結果、震源の位置は笠ヶ岳と穂高岳の間

震源からかなり近い位置にいたようです。

僕が地震にあった時

地震が起きて30分後の笠ヶ岳テント場

地震が起きたのは

ぼくはテントを張って休んでいる時でした。

疲れてきっていた僕には最初何が起きているか分からず

ただただ固まっていることしかできませんでした。

そして、揺れがおさまった後に

穂高連峰の方角から

「ゴッーーーー」というか「ザッーーーー」という音が

こだまのように聞こえてきました。

僕は、その音は岩がくずれていく音だと思い、

その音がしずまるまで穂高の方角をじっと眺めていました。

笠ヶ岳テント場の上は岩がゴロゴロしている

次に思ったのが

笠ヶ岳は大丈夫なのか?ということでした。

写真のように、笠ヶ岳テント場の上は岩がゴロゴロ転がっているので

くずれてテント場に転がってきたりしないか心配だったのです。

上の方を注意して確認し、何も転がってこないことが分かり

一旦胸をなでおろしました。

「山鳴り」について

穂高の方角から音が聞こえてくる

その後も、体に揺れを感じる余震が何度か起きました。

その度に穂高の方角から

同じような「岩が崩れる?」ような音が聞こえてきました。

ただ少しおかしいと思ったのは

小さい余震でも同じ音量で聞こえたことです。

小さい揺れなのに、あんなに大きな音がするのはなぜなのか?

この時近くの人から漏れ聞こえてきたのが

「山鳴り」という言葉でした。

山鳴り:地震・噴火などの前触れとして、山が音を立てること。また、その音。

出典:コトバンク

その言葉を聞いて、ぼくは非常に納得しました。

山鳴り(山全体が震える)という現象はとても大規模なので

地震の大きさに関係なく

小さい揺れでも、同じ音量で聞こえたのだと思います。

※あくまで予想です。

地震が起きた夜の月はとても丸かった

今回の音は

山鳴りは前触れに起きるので、後から起きているので違うのでは?

という意見があると思いますが

おそらく山鳴りが穂高の山に当たって反響している音を聞いていた?のだと思います。

ヤッホーと言ったらヤッホーと返ってくる「山びこ」と同じ現象ですね。

そんな山鳴り?の音にビビりながら

月に照らされたテントの中で一晩過ごしました。

笠ヶ岳からの帰り道

笠ヶ岳からの帰り道は

道が崩れてふさがっていないか心配でしたが

一部土砂や岩が転がっていたり、土砂崩れが起きていましたが

何とか通行することができました。

当時の登山道の被害状況を知りたい方は、YAMAPリリアンナさんの写真を確認してみてください。

登山中に地震にあったら……

出典:写真AC

正直言って、登山中に地震にあった場合できることは

とても少ないです。

ぼくも今回自然の中では

いかに自分が無力かということを自覚させられました。

それでも、何かできること、心がけることを

いくつか考えてみたので紹介します。

落石が起きていないか注意して確認する

出典:写真AC

地震が起きた時に最初にすることは

落石が起きていないか注意して確認することです。

落石はとても速く避けることは難しいのですが

遠くから落ちてくる落石は避けることができるかもしれません。

遠くまで目をこらして

落ちてくる音がしないか耳をすまして

落石を避けられる可能性が1ミリでもあるなら努力しましょう。

避けられない場合

大きな岩陰に身を隠すのも手だと思います。

落石の危険がある場所は速やかに通過する

出典:写真AC

地震が起きた後

安定していたはずの岩がずれてしまい

落ちかけているが、まだ落ちていないという状態になることがあります。

そのため、落石が起きそうな場所

(特に落石注意の看板がある場所)については

立ち止まらずに、速やかに通過することを心がけましょう。

落石の危険がある場所にテントを張らない

涸沢キャンプ場

少し上の内容とかぶりますが

落石の危険がある場所にテントを張らないようにしましょう。

テント場ならできるだけ崖などから離れた場所にテントを張るのが良いでしょう。

今回の地震では

涸沢キャンプ場の上部で大規模な崩落が確認されました。

落石はテントがある場所まで到達しませんでしたが

できるだけ事故にあう可能性を減らすには

涸沢キャンプ場の下の方にテントを張った方が良いということです。

ヘルメットを携行する

危険な場所ではヘルメットを装着するけれど……

小さな落石を防ぐにはヘルメットが役立ちます。

落石の大きさにもよりますが

落石に当たった時に生き延びる可能性を高めるには

ヘルメットを携行しておく方が良いです。

今回の笠ヶ岳登山ではヘルメットを持っていませんでした。

笠ヶ岳は落石の起きる可能性がとても高い山ではありません。

落石が起きる可能性が低いルートでどちらを重視するか
  • 地震が起きる確率が高いと考えるか
  • 荷物を減らしたい、着けると暑いヘルメットを毎回着けるのか

を比較して、後者をとりました。

現在は余震が起きる可能性が高いので

もし笠ヶ岳に行くならヘルメットを持っていくと思います。

事故にあった時の対処方法を確認しておく

出典:写真AC

地震は自然現象なので

避けられない事故が起きる可能性は絶対にあります。

事故にあい、身動きがとれなくなった場合どうするか?など

日ごろから考えておき

そのような場面に出くわした時に

あせらないようにしておく必要があります。

登山で事故にあったら、どうするか?はこちらの記事にまとめています。

まとめ:地震は避けられない!それでもリスクを減らす行動を

今回は、9/19に笠ヶ岳テント場であった地震の経験を踏まえて

登山中に地震にあった場合どうするか?について考えてみました。

今回の地震は幸運なことに夕方に起こったので

行動中の人が少なく、被害にあった人が少なくて済みました。

現在も余震が続いているということで

これから北アルプス山域に登山に行く人は

十分に下調べをして、リスクを減らす考えを大事にして

臨むことを願います。

ぼくもこの経験を大事にして、登山をこれからも楽しみます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

料理好きが講じて、山ごはんも凝ったものを作りがち。
山ごはん初心者にも紹介できる簡単メニューを日々考案する毎日です。

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