あなたは登山に行く時に、どの天気予報サイトを参考にしていますか?
天気予報サイトといってもたくさんあって、どの天気予報を選んだらいいか迷いますよね。
今回は、僕が登山に行く時に利用している、おすすめの天気予報サイトと
登山に行くときの天気予報サイトの利用方法を紹介します。
今回の記事は
- 登山初心者の方
- 登山におすすめの天気予報サイトを知りたい方
- どのような着眼点で天気予報サイトを見るか知りたい方
に特に役立ちます。
どの天気予報サイトを使えば良い?
登山初心者の方に、この天気予報サイトだけを見たら間違いないよ!と言えたら
僕も説明することが少なくて楽でした笑
ズバリ言います。
天気予報サイトは一つ見るだけではいけません!
楽をしたいと思っていた方すみません汗
天気予報サイトにはさまざまな特徴があり、それぞれ長所があります。
登山において天気の良し悪しは命に直結する問題なので、一つの情報だけで天気を判断するのは非常に危険なのです。
ぼくも複数の天気予報サイトを見て、登山に行くか判断しています。
僕が利用している天気予報サイト
気象庁
やはり気象庁は抑えておかないといけないでしょう。
全ての気象データの大元といえる天気予報サイトです。
独自に気象情報を収集しているので、気象庁がどのような予報をしているかは一度は確認しておきましょう。
ただし
ということがあるので、これらの情報は別サイトで補完する必要があります。
日本気象協会 tenki.jp【公式】
日本気象協会が運営している、天気予報サイトです。
気象庁と比べて、以下の特徴があります。
市町村単位の天気予報が分かる
気象庁にはなかった、市町村ごとの天気予報があります。
自分が行く予定の山がある市町村の天気が確認できます。
10日間天気予報があり、10日後の時間単位の予報も分かる
天気予報に10日間天気という項目があり、10日後までの天気が分かります。
また、6時間ごとの天気で予報されているので、登山をする時間の天気の参考になります。
ただし10日後の天気は変わることがよくあるので、あくまで参考程度にしましょう。
明日、明後日は1時間ごとの天気予報が分かる
明日、明後日の天気予報では、1時間ごとの天気が分かります。
登山のタイムスケジュールが立てやすくなるので便利です。
ウェザーニュース
言わずと知れた、【一番当たる】天気予報サイトがウェザーニュースです。
一番当たるといっている理由は?
5月までの予報は予報精度は91%
2019年1月~5月の降水捕捉率というデータが91%ということです。
降水捕捉率は、実況が「降水あり」となった場合だけを取り出して、そのうちの予報も「降水あり」だった場合、ということなので
つまり、今日は雨が降りますよと予報した時に、雨が降ったのが91%ということですね。
ちなみに、気象庁は85%前後です。
確かに、高確率で当たってますね。
ちょっと予報が厳しい?
雨の予報を当てるのに、自信があるウェザーニュースですが、
ウェザーニュースは雨に厳しめの予報が出ている気がします。
これは僕の実感程度の意見ですが、他の天気予報サイトで晴れや曇りの予報でも、ウェザーニュースでは雨予報になっている場合をよく見ます。
逆を言えば、ウェザーニュースが晴れの場合は晴れの確率が高いといえるかもしれません。
GPV 気象予報
GPVとは気象庁や米国海洋大気局等の気象予測モデルをスーパーコンピュータで計算した予測値を指します。
出典:GPV 気象予報
ということで、GPV 気象予報はスーパーコンピューターで予測される値をもとに、天気を予報しています。
他の天気予報サイトと違う点として、以下の特徴があります。
任意の地点の場所の天気が分かる
GPV 気象予報は、画像でわかるように、自分が知りたい特定の場所の天気が分かります。
同じ都道府県でも、地域によって雨が降っているか降っていないかを確認することができます。
ただし、予報が確認できる時間に制限があり
- 広域(東日本や西日本など) 264時間
- 詳細(関東、近畿など) 39時間
なので、詳細の場合だと明日の天気予報までしか確認できません。
天気の経時変化が分かる
GPV 気象予報は、天気の経時変化が分かります。
雨雲がどのように動くか分かるので、登山のタイムスケジュールを決めるのに役立ちます。
SC W
GPVの強化版と思ってもらった良い天気予報サイトが、SCWです。
より場所を絞った天気予報を確認できる
カーソルを合わせることで、より場所を絞った天気予報を確認できます。
カーソルは左下に表示される地図に対応していて、より正確に自分が行く予定の山のピンポイントの天気予報を確認できます。
GPVと同じで、天気予報を確認できる時間は39時間限定なので、明日の天気予報までしか確認できません。
てんきとくらす
てんきとくらすは、登山に特化した天気予報サイトです。
登山界では「てんくら」と略され、会話で使われます。
高山だと、それぞれの山に天気予報のページがあり
独自の判断基準で、登山に適しているか適していないかという指標で予報しています。
雨が降っていなくても風がとても強ければ登山はできないので、登山を行くか判断する上で有益な情報となります。
天気予報サイトの豆知識
Yahoo 天気予報は天気予報をしてない?
知っておいてほしい情報なのですが
みなさんが良く利用しているだろうYahoo 天気予報ですが、天気を予報していません。
気象庁以外の事業者が天気や波浪等の予報の業務を行おうとする場合は、気象業務法第17条の規定により、気象庁長官の許可を受けなければなりません。
天気予報というのは気象庁長官の許可を得ていなければ、することができません。
予報業務の許可をされた対象を、予報業務の許可事業者といいます。
この予報業務の許可事業者に、Yahoo 天気予報は含まれていません。
つまり、Yahoo 天気予報は天気予報業務をすることができないのです。
今回紹介した、予報業務の許可事業者
今回紹介した中で、予報業務の許可事業者はこちら。
これらの天気予報サイトは独自に天気予報をしています。
ちなみに、Yahoo 天気予報はウェザーマップという企業から天気予報の情報を提供してもらい、天気予報サイトを運営しています。
他のgoo 天気など予報業務の許可事業者に含まれていない天気予報サイトは、どこかしらの予報業務の許可事業者から情報提供を得て、運営しています。
ちなみに、Yahoo 天気予報のスマホアプリでは、僕が知っている中で最長の17日間の天気予報を確認することができます。
※正確にはウェザーマップでも確認できますが、Yahoo 天気予報の方が見やすいです。
登山に行くときの天気予報サイトの利用方法
それでは、僕が登山に行くときの天気予報サイトの利用方法の紹介をします。
今回の天気予報サイトを利用して、登山時の天気を判断します。
登山に行く1週間前
基本的に、登山時の天気を判断するのは1週間前くらいからが良いです。
それより前の天気予報は確度が低く、正直参考になりません。
でも気になって見てしまうんですけどね笑
これら2つの天気予報サイトを見て、どのような感じの天気予報かイメージしておきます。
直近になって天気予報を確認して、焦ることのないようにしましょう。
登山に行く3日前
3日前になると、だいたいは天気予報も固まってきます。
これらの天気予報を総合して見て、登山に行けそうかとりあえずの判断をします。
もし3つのサイトとも雨予報なら登山を中止にします。
ウェザーニュースだけ雨の場合は一旦様子見します。
登山に行く2日前
基本的に、2日前には最終判断をすることが多いです。
2つの天気予報は1時間ごとの天気が分かるので、登山に行く時間帯に雨が降っていないか確認します。
もし朝に雨が上がるとか、夜から雨が降るという予報が出ていれば、登山を決行する判断をすることがあります。
登山催行の判断をするのはリーダーの重要な役割です。
登山に行く1日前
1日目には、行くかどうか基本的に決まっていますが、最終確認をします。
天気予報を再度確認して、明日に備えます。
天気予報が急変して悪くなっていた場合はここで中止の判断をすることもあります。
天気の移り変わりも確認し、どのようなタイムスケジュールにするかを決定します。(夜から雨なら、早めに下山するなど)
登山当日
2つの天気予報サイトを並行して確認して、天気がどのように変わるか予想しながら行動します。
ずっと晴れ予報ならほとんど確認しませんが、天気が少しでも不安定ならある程度雨を意識しながら、歩きます。
まとめ
今回は、僕が登山に行く時に利用している、おすすめの天気予報サイトと
登山に行くときの天気予報サイトの利用方法を紹介しました。
みなさんが登山に行くときの天気を判断する際に、参考になれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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