山ごはん初心者

登山に行動食が必要な理由【おすすめの行動食も紹介】

登山には行動食が必要!ということを知っているあなたも

行動食に、自分が好きな食べ物をなんとなく食べてはいませんか?

行動食は登山にとって大切な食事なので

どのようなものが良いか考えて選んだほうが良いです!

今回は、登山に行動食が必要な理由と、おすすめの行動食を紹介していきます。

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行動食とは

登山における「行動食」はメインの山ご飯とは別に食べる間食のようなもの

主に登山で行動している時に食べます。

行動中といっても歩きながら食べる以外に、休憩している時に食べることもあります。

家で食べる食事と比べると少し行儀が悪い(笑)ですが

登山では一般的な食事のひとつです。

山ご飯と行動食の違い

山ご飯と行動食の違いは「目的の違い」だとぼくは考えています。

山ご飯はいかにおいしく作るか!(おいしくできるなら手間も惜しまない)で

行動食はいかに効率的にエネルギーを補給できるか(手間はできるだけ少なく)

といった違いです。

ただし後で紹介しますが、行動食はおいしくなくても良いというわけではありません。

なぜ登山に行動食が必要なのか

なぜ登山に行動食が必要なのか、というと

たくさんカロリーを消費する登山では

普通の食事だけだと

エネルギーが不足してしまい、登山中に動けなくなってしまうことがあるからです。

※ただし、短い距離を歩く日帰り登山は除く

特に、山の中で泊まる山小屋泊登山やテント泊登山では、エネルギー不足になりやすいです。

泊まり登山で消費するカロリーを補給する時に

おにぎりやパン、ラーメンだけだと、たくさんの量を食べなければなりません。

そこで、行動食というカロリーの高い間食を食べることで、必要なカロリーを補うのです。

日帰り、山小屋泊、テント泊の登山の消費カロリーの計算方法などは

こちらの記事でくわしく紹介しています。

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行動食を選ぶ時は、5つの視点で考えよう

行動中に食べやすい

「行動食」という名前の意味の通り、行動食は行動中に食べやすいものが良いです。

行動中に食べやすいものは……
  • 片手で食べられる
  • 食べる時ボロボロこぼれない
  • 入っている袋が開けやすい

ので、このような視点で行動食は選ぶと良いでしょう。

行動食はとても疲れている時に食べることもありますが

食べにくい行動食だと、疲れているので食べる行為自体めんどくさくなり

結局エネルギーを補給できなかったりします。

考えずに食べられるのが、行動食の良いところ

カロリーが高め

出典:簡単!栄養andカロリー計算より抜粋

行動食はエネルギーを補給するために食べるものなので

そもそもカロリーがないと食べてもあまり意味がありません。

どっちが行動食に適してる?(極端な例)
  • レタス1個 39kcal
  • ピーナッツ8粒 30kcal

行動食を選ぶ時には、その食べ物のカロリーがどのくらいの量あるか確認しておかないと

実はあまりエネルギーを補給できていなかったという結果になってしまいます。

行動食に低カロリー、糖質カットの食品は必要なし

かさばらない

サコッシュには行動食以外にも入れるものがたくさん

行動食は、できるだけかさばらないものが良いです。

行動中に食べるので、さっと取り出しやすいところ

(例えばサコッシュやザックの小さいポケット)に入れるのですが

かさばるものだと入れることができません。

ザックの中にしか入れておけないものだと取り出すのがめんどくさくて

食べなかったりします。

行動食はこまめに食べるのが大事。取り出しやすい場所に入るサイズのものを選ぶ

おいしい

出典:写真AC

他の視点と少し異なる視点なのですが、行動食はおいしいことがとても重要です。

行動食はエネルギーを補給できるので食べなくてはならないと

分かっていても、おいしくないものだと基本みんな食べません笑

そして、この気持ちは登山で疲れているとさらに強くなります。

ぼくはミックスナッツを大量に持っていき過ぎて、半分以上残して帰ってきたことがあります笑

疲れていても食べたくなるものを、行動食に選ぶ

日持ちする

出典:写真AC

行動食は基本的に泊まり登山で必要なので、1日以上常温で保存できなければなりません。

気温が高い日だと痛みが早くなる可能性があるので、特に注意が必要です。

登山でお腹を壊してしまうと水分を余計に排出してしまいますし

そもそも行動自体も難しくなってしまいます。

腐った行動食を食べて、行動できなくなるのは✖
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おすすめの行動食

さっき紹介した「5つの視点」に当てはまるおすすめの行動食を紹介します。

人それぞれ食べ物の好みがあると思うので、参考にして自分好みのものを選んでみてください。

ミックスナッツ(100g 606kcal)

カロリーを摂取するという視点から考えると、優秀なのがミックスナッツです。

とりあえず食べておけばエネルギー補給になる、お手軽食品です。

ただし、塩味だけであまり特徴がないので、食べすぎるとだんだん飽きてきます。

柿の種(1袋75g 353kcal)

柿の種は比較的カロリーが高く、少し辛味があるので

食欲がないときにも食べることができます。

ぼくはミックスナッツといっしょに持っていくことが多いです。

カルパス(100g 450kcal)

カルパスは、ミックスナッツと柿の種とはまた違った塩味で、

また肉の油のうま味があるので、食べやすいです。

ぼくはいつも持っていくのですが、友達にあげたらとても喜ばれた経験があります笑

ただし雪山だと気温が低く、うま味のある油が溶けださないので、あまりおいしくありません。

カロリーメイト(1包2本 200kcal)

カロリーメイトは1本 100kcalで、どのくらいカロリーを摂ったか

分かりやすいのが良いところです。

ぼくは泊まり登山の朝食でも食べたりします。

味の種類が豊富なのですが、意外と味に飽きるのも早く、たくさん食べることはできません。

ドライフルーツ(100g 234kcal)

酸味がほしくなった時のために持っていくのがドライフルーツです。

だいたいの行動食が塩味なので、この酸味があるおかげで味に変化があり

全体の味にバランスがとれて食べやすいです。

栄養バランスを考えた場合にも、フルーツを摂っておくことは良いと思います。

どら焼き(1個75g 213kcal)

甘味がほしくなった時のために持っていくのがどら焼きです。

片手でも食べられて、甘いといっても甘すぎないので、ぼくはとても好きです。

甘味系の行動食は他にもあるので、あなた好みのものを探してもいいと思います。

ゼリー(1個180g 180kcal)

食欲がないけどどうしても食べない時に活躍するのがゼリーです。

液体に近く、かまずに食べることができるので

疲れている時にはとても助かります。

ぼくはカロリーを無理やり摂らなくてはいけない時は、カロリーメイトをゼリーで

流し込んで食べたりします笑

また、疲れた時にはアミノ酸を多く含んだ即効性の高いゼリーがおすすめです。

ぼくはこのゼリーをお守りとして持っていきます。

行動食の持っていき方

個包装は取り外し、一つにまとめる

カルパスなど個包装になっているものは全て小袋を取り外し

ジップロックなどの密閉できる袋にまとめましょう。

小袋を取り外すことで、山で余計なゴミが出なくて済みます。

ジップロックではなくて、ナルゲンなどの容器に入れて持っていく人もいます。

ナルゲンボトルに入れることで、スナックなどの行動食がボロボロになりにくいのが

良いところです。

種類をいろいろ組み合わせる

友達の行動食(マネしないでね)

行動食は1種類の食べ物だけを持っていかず

いろいろな食べ物を組み合わせて、味に飽きないように工夫しましょう。

何度も言いますが、行動食は食べることでエネルギーになります。

友達はカロリーを摂りたいという気持ちだけで

バタピー、乾パン、カロリーメイトを袋に詰めて持ってきていましたが

2日目にさすがに飽きて辛いという事件がありました笑

まとめ

登山に行動食が必要な理由と、おすすめの行動食についてくわしく紹介しました。

行動食を上手に利用できれば登山がとても楽になるので

登山の食事の準備は、しっかり考えてするようにしましょう!

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

料理好きが講じて、山ごはんも凝ったものを作りがち。
山ごはん初心者にも紹介できる簡単メニューを日々考案する毎日です。

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