山ごはんに絶対必要な加熱道具。
加熱道具にもいろいろ種類がありますが
その中でもトップクラスに軽いのは
空き缶からつくる自作アルコールバーナーです。
そんな空き缶からつくるアルコールバーナーの作り方も
広いインターネットの世界にはたくさんあって
いったいどれが良いのか迷ってしまいます。
そこで今回は
インターネットで見つけた4種類の自作アルコールバーナーを
実際に作って性能を比較してみました。
自作アルコールバーナー4種類
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi.jpg)
今回は、空き缶を材料として作るアルコールバーナーを
4種類作ってみました。
キャンプクエスト式他
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi-1.jpg)
インターネットで調べていて一番多く紹介されていたのは
こちらの「キャンプクエスト式」(仮称)他です。
作り方はこちら→キャンプクエスト他多数のサイトで紹介
ハピキャン式
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi-2.jpg)
ハピキャンというキャンプ情報サイトで紹介されているのが
「ハピキャン式」(仮称)です。
作り方はこちら→ハピキャン
絶マネ式
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「絶対にマネしてはいけない山歩き。」というブログでじょあさんが紹介されているのが
「絶マネ式」(仮称)です。
作り方はこちら→絶対にマネしてはいけない山歩き。
CB式改
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「CBな日々」というブログで紹介されていた作り方を参考に
噴射口を開ける位置を内側に変えたのが「CB式改」です。
内側にしたのは風の影響を受けにくくなるのでは?と思ったからです。
元の作り方はこちら→CBな日々
Esbitアルコールバーナー(比較用)
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi-7.jpg)
自作アルコールバーナーの性能を比較するために使用する
Esbitのアルコールバーナーです。
作るのに必要な道具
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi-5.jpg)
※()に囲まれているのはあったら便利な道具
コンパスカッター
コンパスカッターはきれいに丸を開けたいなら絶対に必要です。
ホームセンターでも購入できます。
ルーターと金属用ドリルピット
きれいな穴を開けるため、金属の厚い部分に穴を開けるためには
ルーターと金属用ドリルピットが必要です。
特に絶マネ式では金属の接合部分に穴を開けるので絶対に必要です。
値段が安いルーターを購入すると、動力が足りずに穴を開けれません。
また、ルーターにはドリルピットがセットで売っていないので
合わせて金属用ドリルピットを購入しましょう。
※実際に僕が使って確かめたので、使えるのはお墨付きです。
性能比較表
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi-15.jpg)
今回作った自作アルコールバーナーの性能比較表です。
ざっと見で確認したい人はぜひ見てみてください。
詳細を今から紹介していきます!
重さ
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自作アルコールバーナーの強みなのですが、やっぱり軽いです。
既製品のアルコールバーナーと比べると、かなり軽いことが分かります。
「絶マネ式」は細い缶を使用しているので
他の自作アルコールバーナーより少しだけ軽いです。
コンパクトさ
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi-10.jpg)
trangiaメスティンに入れて、コンパクトさを比較してみました。
加熱道具はクッカーに入れて持ち運ぶことが多いので
メスティンに入るかどうかは一つの指標になると思います。
コンパクトさも、細い缶を使用している絶マネ式が優れています。
CB式改は高さがあるので横にして入れましたが
メスティンのふたを閉めれない状態でした。
火力
さて、一番重要であるだろう火力については
4つのポイントで比較してみます。
燃焼の様子
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi-11.jpg)
燃焼の様子について
既製品のEsbitアルコールバーナーは赤い火が出ており、一番高く火があがっていました。
次に、キャンプクエスト式、ハピキャン式の火が強い感じがしました。
絶マネ式はトルネード状の火が収束して燃えているようでした。
CB式改は火がゆらゆらしており、あまり安定していない様子でした。
燃焼時間
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi-12.jpg)
アルコールバーナーに燃料用アルコール20gを入れて
同時に着火してから火が消えるまでの時間を計測しました。
結果は早い順で、ハピキャン式、絶マネ式、キャンプクエスト式、Esbit、CB式改となりました。
130mlの水が沸騰するまでの時間
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi-13.jpg)
シェラカップに入った水130mlが沸騰するまでの時間を計測しました。
結果は早い順で、 Esbit、キャンプクエスト式、ハピキャン式、絶マネ式となりました。
CB式改は火がゆらゆらしているせいで
シェラカップに火がうまく当たらなかったのか沸騰しませんでした。
燃焼効率
![](https://yama-lunch-run.com/wp-content/uploads/2021/09/aruhi-16.jpg)
今までの結果から、燃焼効率を確認してみます。
アルコール20gで130mlの水が沸騰する回数を計算します。
回数が多いほど、少ないアルコールの量で水を沸騰させることができる
つまり燃焼効率が良いといえます。
今回の計算結果から
燃焼効率が良い順に、 Esbit、キャンプクエスト式、絶マネ式、ハピキャン式 、CB式改でした。
火力総合順評価
燃焼の様子と燃焼効率の観点から
火力という面で優れている自作アルコールバーナーは
キャンプクエスト式だと思います。
また、噴出口を内側につけることで火を安定させる狙いだった
CB式改はあまり良い結果となりませんでした。
まとめ:火力重視ならキャンプクエスト式、軽量化なら絶マネ式
今回はインターネットで見つけた自作アルコールバーナーを
いろいろ性能比較してみました。
今回の比較結果から
- 火力重視ならキャンプクエスト式
- 火力と軽量化のバランスをとりたいなら絶マネ式
をおすすめします。
ただ既製品のEsbit アルコールバーナーの性能がすばらしいことも
今回の結果からよく分かりました。
みなさんも自分に合ったアルコールバーナーを
今回の結果をヒントにぜひ見つけてみてください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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※ちなみにアルコールランプと同じ原理で
ツナ缶を使ってご飯を炊くことができます。
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