今回は、ツナ缶ランプを加熱道具にして、メスティン炊飯をします。
ツナ缶が具材&燃料になるので、お米、水、ツナ缶、メスティンがあれば実際にご飯が炊けます。
それでは実際にやってみましょう!
ツナ缶ランプとは
ツナ缶ランプとは、ツナ缶の油を燃料として利用したランプです。
ツナ缶の油のおかげで、うまく使えば1時間燃え続けるランプとして使え、災害時に非常食と明かりとして役立つのだそうです。
今回はこのツナ缶ランプをヒントに、ツナ缶を熱源として炊飯をしていきます。
ツナ缶ランプを作る
※今回作ったツナ缶ランプは、火力が強くなるような作り方をしたので、明かりとして用いる一般的なツナ缶ランプとは少し違います。
ツナ缶の種類
今回は、シーチキンLというツナ缶を使います。
ツナ缶にはいくつかの種類があり
・油漬け…調味液に油を主として使ったもの。
例:ホワイトツナフレーク オリーブオイル100%、シーチキンLなど
・油入り水煮…調味液に油と水、もしくは野菜スープを合わせて使ったもの。表示はオイル漬け。
例:ライトツナフレーク まぐろ油入り水煮、ツナフレーク油1/3など
・水煮…調味液が水、もしくは野菜スープのもの。
例:ライトフレークオイル無添加、素材そのままシーチキンLなど
ツナ缶ランプに使えるのは、油漬けのものです。
ツナ缶からツナを取り除く
今回はある程度強い火力で炊飯しようと思ったので、ツナ缶から先にツナを取り除いておきます。
入れたまま火をつけるとツナが焦げ焦げになってしまうことを心配しました。
ツナ缶には写真で見るように、油がたっぷり入っています。
缶の蓋などでツナをおさえて、できるだけ油をきりましょう。
ツナ缶のツナと油をだいたい分けることができました。
ツナ缶の油に、キッチンペーパーを丸めて入れる
キッチンペーパーは2枚くらいを丸めて、油が入ったツナ缶に入れます。
キッチンペーパーが油にできるだけ浸るように、入れるとよいです。
メスティンにセットして完成
ポケットストーブに、ツナ缶がきれいにおさまりました。
※空気の通りが悪く火の付き方が悪かったので、後でセッティングを変えました。
実際に、ご飯を炊いてみる(メスティン炊飯する)
実際にツナ缶を燃料にご飯を炊きます。
ちなみに、一般的なメスティン炊飯ははこちらで説明しています。
お米を1時間浸水しておく
ツナ缶ランプの火力が強いかどうか自信がなかったので、使うお米は少なめの0.5合とします。
100gの水に、1時間浸水しています。
メスティンをセットし、着火する
メスティンをセットして、ツナ缶に入ったキッチンペーパーに火をつけます。
ポケットストーブにセットした状態だと空気の通りが悪くすぐ火が消えてしまったので、メスティンとツナ缶の間を空けてセッティングしました。(ポケットストーブとシェラカップで支えています)
火が消えるまで待つ
後は、火が消えるまで待つだけです。
狙い通り結構火力が出ていますね。
火力を気にしているのは以前固形燃料を使って炊飯した時に
火力が弱すぎてうまくご飯が炊けなかった経験があるからです。
事前情報から分かっていたことですが、燃える時にススがめちゃくちゃ出ます。
火力を強くすると、ススが多く出てしまうようです。
やっと燃え尽きました。
燃焼時間は約18分でした。
タオルで包んで10分蒸らす
タオルで包んで10分蒸らします。
炊きあがり
ススでタオルがめちゃくちゃ汚れてしまうので、タオルは捨てないといけないかな。
ふたを開けると、良い感じに炊き上がっていました!
これは成功といっていいかな?
底を確認してみると、少しゆるめに仕上がっていました。
でも、全然食べれるレベルだったので、及第点です。
燃焼しているときに、風防で風が当たるのを防げばもう少し火力が安定して、もっときれいに炊き上がったかもしれません。
実食
今回ツナ缶ランプで炊いたご飯はシェラカップに盛り付けて
ツナマヨ丼にして食べました。
後片付け
ツナ缶は燃え尽きた後、水を入れて鎮火。
燃えカスをとった後に、意外にも焦げてないツナがいました。
もしかするとツナをそのままにしてもそこまでツナは焦げないのかも?
メスティン自体もススがかなり汚れてしまいました。
洗ったら大体はとれますが、少しは残ってしまうでしょう。
ぼくはアウトドア道具が汚れることがあまり気になりませんが、汚れるのが嫌いな人は覚悟してやった方が良いかもです。
まとめ
今回は、ツナ缶ランプでのメスティン炊飯の方法を紹介させてもらいました。
ツナ缶の油で炊飯できるなんて半信半疑でしたが、実際にやってみるととても楽しかったです。
メスティンは汚れてしまいますが、この楽しさを知りたい人はぜひ試してみてはどうでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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